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12
バンカー
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規則の解釈
12.1
球がバンカー内にある場合
12.2
バンカー内の球をプレーすること
12.2a
ルースインペディメントと動かせる障害物を取り除くこと
12.2b
バンカーの砂に触れることに関する制限
12.3
バンカー内の球の救済についての特別規則
規則 11
規則 13
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12
バンカー
規則の目的:
規則12はバンカーのための特別規則である。バンカーは砂地から球をプレーするプレーヤーの能力をテストするために特別に作られた区域である。プレーヤーがこの挑戦に立ち向かうことを確実にするため、ストロークを行う前に砂に触れることや、バンカーの球に対して受けることができる救済の場所に関していくつかの制限がある。
12
バンカー
12.1
球がバンカー内にある場合
次の場合、その球は
バンカー
内にある:
球の一部がその
バンカー
の縁の内側の地面の砂に触れている。
球の一部が
バンカー
の縁の内側にあって次の場合:
通常は砂があった(例えば、砂が風や水により飛ばされた、流された)地面の上に止まっている。
バンカー
の砂に触れている、または通常は砂があった地面の上にある
ルースインペディメント
、
動かせる障害物
、
異常なコース状態
、
不可分な物
の中や上に止まっている。
球が
バンカー
の縁の内側にある土、草、その他の生長または付着している自然物の上にあるが、砂には触れていない場合、その球は
バンカー
の球ではない。
球の一部が
バンカー
と別の
コースエリア
の両方にある場合は
規則2.2c
参照。
図12.1: 球がバンカー内にある場合
バンカーの定義と規則12.1に従って、この図は球がバンカー内にある場合と外にある場合の例を説明している。
12.2
バンカー内の球をプレーすること
この規則は
ラウンド
中と
規則5.7a
に基づくプレーの中断中の両方に適用する。
12.2a
ルースインペディメントと動かせる障害物を取り除くこと
バンカー
内の球をプレーする前に、プレーヤーは
規則15.1
に基づいて
ルースインペディメント
を、そして
規則15.2
に基づいて
動かせる障害物
を取り除くことができる。
これには、そうしている間にその
バンカー
の砂に合理的に触れること、またはその砂を動かすことも含まれる。
12.2b
バンカーの砂に触れることに関する制限
(1)
砂に触れた結果、罰を受ける場合
。
バンカー
内の球に対して
ストローク
を行う前に、プレーヤーは次のことをしてはならない:
砂の状態をテストしたり、次の
ストローク
についての情報を得るために手、クラブ、レーキ、その他の物でその
バンカー
の砂に故意に触れること。
次のときにクラブでその
バンカー
の砂に触れること:
球の直前、直後の区域(
ただし
、球をフェアに捜すときに
規則7.1a
に基づいて認められる場合、または
規則12.2a
に基づいて
ルースインペディメント
や
動かせる障害物
を取り除く場合を除く)に触れるとき。
練習スイングを行うとき。
ストローク
のためにバックスイングを行うとき。
規則25.2f
(盲目のプレーヤーのための規則12.2b(1)の修正);
規則25.4l
(移動補助具を使うプレーヤーのための規則12.2b(1)の適用)参照。
(2)
砂に触れた結果、罰を受けない場合
。
ただし、
(1)で扱われている場合を除き、この規則はプレーヤーがどのような方法でもその
バンカー
の砂に触れることを禁止していない。例えば:
練習スイングや、その
ストローク
のための
スタンス
をとるために足を潜り込ませること。
コース
の保護のために
バンカー
をならすこと。
クラブ、
用具
、その他の物を
バンカー
に置くこと(投げる、または置くことによってのいずれの場合でも)。
規則に基づいて、計測すること、
マーク
すること、拾い上げること、
リプレース
すること、他の行動をとること。
休むため、バランスを保つため、転ぶのを防ぐためにクラブに寄りかかること。
イライラして、または怒って砂を叩くこと。
しかし
、その砂に触れるプレーヤーの行動が
規則8.1a
に違反して
ストロークに影響を及ぼす状態
を
改善
した場合、そのプレーヤーは
一般の罰
を受ける (プレーに影響を及ぼす他の物理的な状態を
改善
する、悪化させることに関する制限については
規則8.2
と
規則8.3
を参照のこと)。
(3)
一旦、球をバンカーから出した後は制限がなくなる
。
バンカー
内の球をプレーした後にその球がその
バンカー
の外にある場合、または、プレーヤーが
バンカー
の外で救済を受けた、あるいは救済を受ける意図があった場合、プレーヤーは次のことができる:
規則12.2b(1)に基づく罰を受けずにその
バンカー
の砂に触れること。
規則8.1a
に基づく罰を受けずに
コース
を保護するために
バンカー
の砂をならすこと。
このことは、その球がその
バンカー
の外に止まっていて、次の場合であっても同じである:
プレーヤーが
バンカー
に球を
ドロップ
することにより
ストロークと距離
の救済を受けることを規則が要求している、または認めている場合。
その
バンカー
の砂が、プレーヤーが
バンカー
の外から次の
ストローク
をするときの
プレーの線
上となる場合。
しかし
、バンカーからプレーされた球がその
バンカー
に戻ってきた場合、またはその
バンカー
に球を
ドロップ
する救済を受けた場合、あるいは、そのプレーヤーがバンカーの外で救済を受けないことにした場合、規則12.2b(1)と
規則8.1a
の制限は再びその
バンカー
内のその
インプレー
の球に適用する。
規則12.2の違反の罰:
一般の罰
。
12.3
バンカー内の球の救済についての特別規則
球が
バンカー
内にある場合、特別な救済規則を次の状況に適用することができる:
異常なコース状態
による障害(
規則16.1c
)。
危険な
動物
の状態による障害(
規則16.2
)。
アンプレヤブルの球(
規則19.3
)。
より探求する
規則 1
ゲーム、プレーヤーの行動、規則
規則の目的 規則1はプレーヤーに対してこのゲームの主要な原則を説明している: コースはあるがままにプレーし、球はあるがままにプレーする。 規則に従い、ゲームの精神の下でプレーする。 規則に違反した場合は、マッチプレーの相手やストロークプレーの他のプレーヤーたちより潜在的な利益を得ること...
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規則 2
コース
規則の目的:規則2はコースについてすべてのプレーヤーが知っておくべき基本事項を説明している: 5つの定義されたコースエリアがある。 プレーの障害となる可能性のあるいくつかの種類の定義された物や状態がある。 これらは球をプレーするときや救済を受けるときのプレーヤーの選択肢に影響を及ぼすこと...
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規則 3
競技
規則の目的:規則3はすべてのゴルフ競技の3つの主な要素を扱っている: マッチプレーかストロークプレーでプレーする。 個人としてプレーするか、サイドの1人としてパートナーと共にプレーする。 グロススコア(ハンディキャップストロークを適用しない)か、ネットスコア(ハンディキャップストローク...
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規則 4
プレーヤーの用具
規則の目的:規則4はラウンド中にプレーヤーが使用することができる用具を扱っている。ゴルフはその成功がプレーヤーの判断力、技術、能力によって決まる挑戦するゲームであるという原則に基づいて、プレーヤーは: 適合クラブと適合球を使用しなければならない。 14本以下のクラブに制限される。 プレ...
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規則 5
ラウンドをプレーすること
規則の目的 規則5はラウンドをプレーする方法を扱っている(例えば、プレーヤーはラウンドの前やラウンド中に、コースのどこで、いつ練習を行うことができるのか、ラウンドはいつ始まり、いつ終わるのか、また、プレーを中断するときや再開するときに何が起こるのか)。プレーヤーは次のことが期待される: 各ラウ...
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規則 6
ホールをプレーすること
規則の目的:規則6はホールのプレー方法を扱っている。例えば、ティーイングオフに関する特定の規則、取り替えが認められている場合を除いてホールを通して同じ球をプレーすることの要件、プレーの順番(ストロークプレーよりマッチプレーにおいて重要)、そしてホールを終了すること。...
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規則 7
球の捜索:球を見つけること、確認すること
規則の目的 規則7はプレーヤーが各ストロークの後に自分のインプレーの球をフェアに捜索するために合理的な行動をとることを認めている。 しかし、プレーヤーが行き過ぎた行動をしてそのプレーヤーの次のストロークに影響を及ぼす状態を改善する原因となった場合は罰を適用することになるので、プレーヤーは注意を...
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規則 8
コースはあるがままにプレー
規則の目的 規則8はこのゲームの主要な原則 「コースはあるがままにプレー」を扱っている。プレーヤーの球が止まった場合、プレーヤーはストロークに影響を及ぼす状態を通常は受け入れなければならず、その球をプレーする前にその状態を改善してはならない。しかしながら、それらの状態を改善してしまうことになったとし...
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規則 9
球はあるがままにプレー;止まっている球が拾い上げられる、動かされる
規則の目的 規則9はこのゲームの主要な原則 「球はあるがままにプレー」を扱っている。 プレーヤーの球が止まり、その後、風や水などの自然の力によって動かされた場合、そのプレーヤーは通常は新しい箇所からその球をプレーしなければならない。 止まっている球が、ストロークが行われる前に誰かに、または...
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規則 10
ストロークのための準備とストロークを行うこと;アドバイスと援助;キャディー
規則の目的:規則10は、ストロークのための準備とストロークを行う方法を扱っており、プレーヤーが他の人(キャディーを含む)から得ることができるアドバイスや他の援助も含んでいる。その根底にある原則は、ゴルフは技術と個人の挑戦のゲームであるということである。...
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規則 11
動いている球が偶然に人、動物、物に当たる;動いている球に影響を及ぼす故意の行動
規則の目的:規則11は動いているプレーヤーの球が人、動物、用具、その他コース上の物に当たった場合に行うことを扱っている。この当たったことが偶然に起きた場合、罰はなく、プレーヤーは通常、その結果が良くても悪くてもそれを受け入れなければならず、その球が止まった所からプレーしなければならない。規則11はま...
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規則 13
パッティンググリーン
規則の目的:規則13はパッティンググリーンのための特別規則である。パッティンググリーンは球を地面の上で転がしてプレーするために特別に作られており、各パッティンググリーンのホールには旗竿がある。したがって、他のコースエリアとは違った特定の規則が適用となる。...
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規則 14
球に対する処置:マークすること、拾い上げること、ふくこと;箇所にリプレースすること;救済エリアにドロップすること;誤所からプレーすること
規則の目的:規則14はプレーヤーがいつ、どのようにして止まっている球の箇所をマークし、その球を拾い上げ、ふくことができるのか、そして球を正しい場所からプレーするために、どのような方法で球をインプレーに戻すのかを扱っている。 拾い上げた球や動かした球をリプレースすることになる場合、同じ球を元の箇...
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規則 15
ルースインペディメントと動かせる障害物(プレーの援助や障害となる球またはボールマーカーを含む)からの救済
規則の目的:規則15はプレーヤーがルースインペディメントと動かせる障害物から罰なしに救済を受けることができる場合とその方法を扱っている。 これらの動かせる自然物や人工物はコースをプレーする上での挑戦の一部とは扱われず、それらがプレーの障害となる場合、プレーヤーは通常、それらを取り除くことが認め...
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規則 16
異常なコース状態(動かせない障害物を含む)、危険な動物の状態、地面にくい込んだ球からの救済
規則の目的: 規則16は違う場所から球をプレーすることによって罰なしの救済を受けることができる場合とその方法を扱っている(例えば、異常なコース状態や危険な動物の状態による障害がある場合)。 これらの状態はコースをプレーする上での挑戦の一部ではなく、ペナルティーエリアを除き、罰なしの救済が一般的...
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規則 17
ペナルティーエリア
規則の目的:規則17はペナルティーエリア(球が紛失したり、プレー不能となったりする ことが多い水域や、委員会が定めた他のエリア)に対する特別規則である。...
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規則 18
ストロークと距離の救済、紛失球、アウトオブバウンズ、暫定球
規則の目的:規則18は、ストロークと距離の罰に基づく救済を受けることを扱っている。球がペナルティーエリア以外の場所で紛失したり、アウトオブバウンズに止まった場合、ティーイングエリアからホールへとプレーすることの連続性が途絶える;そのプレーヤーは直前にストロークを行った場所から再びプレーをすることによ...
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規則 19
アンプレヤブルの球
規則の目的:規則19はアンプレヤブルの球に対するプレーヤーのいくつかの救済の選択肢を扱っている。この規則はプレーヤーにコース(ペナルティーエリアを除く)の難しい状況から脱出するために通常は1罰打で使用する選択肢を選ぶことを認めている。...
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規則 20
ラウンド中の規則問題の解決;レフェリーと委員会による裁定
規則の目的:規則20はプレーヤーがラウンド中、規則についての疑問がある場合、プレーヤーが後で裁定を得る権利を守ることができる手続き(マッチプレーとストロークプレーでは異なる)を含め、どうするべきかを扱っている。 この規則はまた事実問題を決定し、規則を適用する権限を持つレフェリーの役割を扱っている。レ...
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規則 21
個人ストロークプレーとマッチプレーの他の形式
規則の目的:規則21は、通常のストロークプレーとは異なったスコアリングのストロークプレーの3つの形式:ステーブルフォード(ホールごとに与えられたポイントによるスコアリング);最大スコア(各ホールのプレーヤーのスコアの最大を制限する);パー/ボギー(マッチプレーのスコアリングをホールごとに使用する)を...
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規則 22
フォアサム(通称「オルタネートショット」)
規則の目的:規則22はフォアサム(マッチプレーかストロークプレーのいずれかでプレーする)を扱っている。フォアサムは2人のパートナーが1つのサイドとして1つの球を交互にプレーする。このプレー形式のための規則は、ホールをスタートするためにパートナーたちが交互にティーオフし、交互にプレーしてホールを終える...
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規則 23
フォアボール
規則の目的:規則23はフォアボール(マッチプレーかストロークプレーのいずれかでプレーする)を扱っている。フォアボールはパートナーたちが1つのサイドとして各自別々の球をプレーして競技する。ホールのサイドのスコアは、そのホールでのパートナーたちのうち少ない方のスコアとなる。...
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規則 24
ティーム競技
規則の目的:規則24はティーム競技を扱っている(マッチプレーかストロークプレーのいずれかでプレーする)。ティーム競技では複数のプレーヤーやサイドがティームとして競技し、そうしたラウンドやマッチの結果が集計され、ティーム全体のスコアとなる。...
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規則 25
障がいを持つプレーヤーのためのゴルフ規則の修正
規則の目的:規則25は特定の障がいを持つプレーヤーが障がいを持たないプレーヤー、同じ障害をもつプレーヤー、異なるタイプの障がいを持つプレーヤーとフェアにプレーすることができるように特定のゴルフ規則の修正を規定している。...
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